Road2Osaka 大阪万博に向けた取り組み
2025年の大阪・関西万博は、日本および東アジア地域との経済的、政治的、文化的関係を強化する上で重要な舞台となります。オランダはこの万博において、協力関係を強化し、新しいアイデアを探求し、“コモングラウンド”を基盤に、イノベーションを共創したいと考えています。
私たちは、異なる視点、専門知識、アイデアを組み合わせることで、グローバルな課題に対し革新的で直ぐに活用可能な解決策を生み出すことができると信じています。そのため、万博までの期間と万博会期中には、イベント、展示会、セミナー、週のテーマ別企画を実施する予定です。これらを通して、新しいパートナーシップを構築し、アイデアを共有しながら考え抜き、持続可能な解決策を共に作り上げていきたいと考えています。
Road2Osakaへの取り組みは、以下に焦点を当てていきます。
- 再生可能なクリーンエネルギーへの転換、サステナビリティ、循環型経済
- ハイテクとDX （デジタル・トランスフォーメーション）
- ライフサイエンス・ヘルスケア
- サステナブル農業食品＆ハイテク施設園芸
- 文化活動
企業スポンサー
2025年大阪・関西万博では、国際市場を強く意識したビジネス展開へのプラットフォームを提供することができます。万博への参加は、日本の数百万人の来場者に革新的なコンセプトを示す絶好の機会となります。現地での活動やイベントを通じて国際的なコンタクトを確立させ、強化することができるのです。企業や団体は、スポンサーやパートナー等、様々な方法でオランダの万博参加に関わることができます。パビリオンでイノベーションを披露する、または現物の出資を行う、さらには金銭的な貢献をしたりと、企業が関われる方法は様々です。企業は、広報活動やイベントの開催、パビリオンの一部を利用した懇親会などの機会を得ることができます。成功の鍵は、オーダーメイドのスポンサーシップです。参加を希望される企業や団体は、expo2025-osaka@rvo.nl までご連絡ください。
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> Please contact expo2025-osaka@rvo.nl
協力して、異なる観点を組み合わせて、革新的な課題解決を生み出しましょう。
1. エネルギー転換、サステナビリティ、循環型経済
エネルギー転換の課題は、万博における私たちの取り組みの中でも重要な役割を占めています。エネルギー安全保障は今、世界中で避けられない緊急の課題テーマとなっています。IPCC（気候変動に関する政府間パネル）によると、エネルギー部門は世界の温室効果ガス排出量の3分の2以上を占めています。エネルギーは私たちの生活のすべてに必要とされるからこそ、再生可能なエネルギー資源への転換が、より環境に優しく、未来志向の世界を実現するカギを握っていると言えるのです。
オランダは、再生可能エネルギーへの転換を加速させるために、新しいアイデアと可能性を探る旅に皆さんをご招待したいと思います。私たちが提案するイノベーションとは、下記の通りです。
- 洋上風力
- 水素
- システム統合とバッテリー
- 帯水層蓄熱システム（ATES）
- 循環型経済（CE）
- 水（災害リスク削減／レジリエンス（回復力））
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2. ハイテクとDX
日本とオランダは、ともにハイテク機器の設計、開発、製造におけるパイオニアです。半導体・フォトニクス・量子技術・ナノテクノロジなどにおける相互連携は、今後ますます重要になると考えています。この万博は、オランダの産・官・学連携により実現した、ハイテクシステムやハイテク素材, 次世代ICTにおける私たちの知識とイノベーションを紹介する絶好の機会となるはずです。
日本とオランダにとって、AI、ロボティクス、ビッグデータアナリティクス、IoT、5G/6Gなどの技術を活用したハイテクとDX デジタル・トランスフォーメーションは、社会的な課題を解決する重要な要素となっています。日本とオランダは、デジタル化において、補完的な専門性を有してしると言えます。例えば、オランダはソフトウェア開発で、日本はハードウェア開発において強みがあります。さらに、オランダはデータの活用に強く、日本はデータの収集に強い。オランダはエコシステムの構築に強く、日本はプロセスの最適化に強い。したがって、DXにおけるさらなる協力関係は、両国にとって有益なものとなるはずなのです。また、スマート農業やe-ヘルスなど、横断的な協力関係も模索したいと考えています。
以下のイノベーションを展示します。
- 半導体
- フォトニクス
- 量子技術
- 人工知識（AI）
- デジタル化
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3. ライフサイエンス・ヘルスケアとスポーツ推進
Saving Lives（いのちを救う）という万博のサブテーマについて、オランダは、健康長寿、デジタルヘルスケア、再生医療、スポーツ＆バイタリティを可能にする技術とイノベーションを紹介します。健康長寿の分野におけるオランダのイノベーションは、自立した生活、ホームケア、認知症ケアなど、高齢者の福祉に貢献することができます。また、デジタルヘルスケア・システム、eヘルス、遠隔医療を構築するために役立つ革新的な方策も紹介する予定です。慢性疾患の対症療法から予防・治癒を目指す再生医療にも焦点を当てます。そして最後に、世界をつなぎ、健康的なライフスタイルを維持する上で、スポーツが果たす役割にスポットを当てます。そのため、オランダのスポーツ推進に関する取り組みも紹介する予定です。
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4. サステナブル農業食品＆ハイテク施設園芸
Photography and copyright: Luca Locatelli
より持続可能で効率的な食料生産を可能にする技術とイノベーションを紹介します。オランダの農業食品および園芸部門は、持続可能かつ活力ある食料供給システムの構築に関して幅広い知識と専門性を有しています。
Road2Osakaと万博の期間中、施設園芸のロボット化、馬鈴薯生産のデジタル化、循環型農業、広い意味での持続可能な食料生産などの活動を企画し、最先端技術を紹介してまいります。
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5. 文化活動
万博は、芸術、文化、遺産の分野において、国際的な交流の機会を大いに提供できる場となります。日本とオランダは、長い歴史のある絆で結ばれており、2025年には、両国の経済と文化交流における関係が425年を迎えます。この絆は、異文化がもたらすインスピレーションの源だけでなく、両国のクリエーターが出会い刺激から新たな創造性をもたらす基盤”コモングラウンド“でもあるのです。
また、大阪・関西万博は、オランダの魅力をお伝えする絶好の機会ととらえています。オランダ芸術の魅力、例えば、巨匠からDJまで、さらに、日本の工芸品とも融合している現代アートからダッチデザインなどに触れる機会となるでしょう。これらのプロジェクトは、キュレーターとのコラボレーションによる文化プログラムを通じて、万博会場とその周辺が舞台となります。そしてオランダは、シリアスゲーム、デジタルデザイン、デザイン研究者によるオランダのクリエイティブ産業の革新的な力も紹介できればと思っています。
