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2025 年大阪・関西万博でお会いしましょう

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Meet us at Common Ground

オランダは、2025 年大阪・関西万博に参加できることを大変誇りに思っています。 万博は、コラボレーションを行うのに最適な場所です。 2025年4月13日から10月13日まで開催され、160以上の国や組織から人々が集まり、レジリエントな未来の構築に役立つ新しいテクノロジーとイノベーションを紹介します。 2025年大阪・関西万博で皆さまにお会いできることを、楽しみにしています。 

 

2025年大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。まさにオランダの中心にある志を現わすテーマです。オランダは、世界中のパートナーとともに、私たちの社会や地球が直面する多くの課題解決に乗り出しています。それは、気候変動、エネルギー転換、食料安全保障、世界の健康増進などです。これらは、単独で解決するにはあまりにも大きな課題です。私たちは、さまざまな視点から物事を見つめ、既成概念にとらわれず、新しいアイデアや可能性を探求する必要があります。そして、オランダが掲げる“コモングラウンド”を基盤に、皆が協力することで、革新的で持続可能な解決策を生み出すことができると信じています。

“コモングラウンド”は、オランダパビリオンのテーマでもあります。私たちのパビリオンは、人々が集い、お互いに学び合い、刺激し合う空間です。このパビリオンは、健全で幸せな社会をつくるために、私たちが持つ力を結集できる場所となるでしょう。

オランダの歴史、文化、そして協力し合う姿勢そのものが、 “コモングラウンド”なのです。
“コモングラウンド” は、共感し分かち合うこと。そして共創の礎でもあり、新しい価値を共に生み出すこと。

オランダは何世紀にもわたって、水害の問題に取り組んできました。国土の4分の1が海面下にあるオランダは、水害との闘いの中で、異なる人種や文化、宗教、そして国境を越え、共通の目的に向かって共に努力することを学んできました。私たちが持つ専門知識とアイデアを結集させ、風力を利用した海岸線の保護と埋め立てにより、高度な治水システムを開発したのです。

“コモングラウンド”を基盤に、私たちは今日のオランダの基礎を築き上げてきました。景観の面でも、考え方の面でも、共通の礎となっています。

今日、世界はエネルギー転換に関して、2つの緊急課題に直面しています。それは、資源の不足と化石燃料の依存から脱却という課題です。エネルギーは、私たちのあらゆる活動に欠かせないものであり、中核であるといっても過言ではありません:私たちは、再生可能なクリーンエネルギーへの転換を早急に進める必要があるのです。

オランダパピリオンでは、レジリエントな未来への希望のメッセージとして「manmade sun- 次世代への太陽」を示す、球体のデザインを採用しています。 これは、日の出を現わし、同時にコラボレーションと、誰もが持続的に利用可能なクリーンエネルギーによって得られる未来を表現しています。新しい幕開けです。

このパビリオンの中心では、水に含まれる無限のパワーを利用する技術を紹介します。この技術は、化石燃料への依存を解消させ、再生可能なエクリーンネルギーへの転換に大きく貢献する可能性を秘めています。

クリーンで再生可能なエネルギー資源を誰もが利用できるようになれば、人々が健康で幸せな生活を送るための持続可能なイノベーション創出へと可能性が無限に広がるでしょう。気候変動との戦い、食糧供給の増加、都市の永続性、そして世界の健康増進への取り組みを後押しする先駆的な解決策を、共に創り出すことができるはずです。

Netherlands Pavilion, Exterior - day time, Copyright Plomp

オランダパビリオンは、共同事業体であるコンソーシアム「A New Dawnによって設計・施工されています。この共同事業体は、建築事務所『RAU、体験型デザインスタジオ『Tellart、エンジニアリングコンサルタント会社『DGMR、大阪の総合建設会社『淺沼組』で構成されています。このパビリオンは、すべての人々がいつでも利用できる再生可能なエネルギー資源を動力源とし、レジリエントな未来への希望を伝えることを目的としています。また、これは化石燃料への依存からの脱却も示唆しています。

Circularity at heart

循環型の心得

循環型のデザインは、コンソーシアムの中核となる理念です。コンソーシアムは、パビリオンの建設だけでなく、使用する建材の再利用への責任も保証しています。パビリオンの構造物は、完全に取り外しが可能で、どの建材もデジタルパスポートに登録されます。これによって、コンソーシアムは、材料がどのように再利用され、どのように廃棄量が削減されるかを把握することができます。

日本とオランダ --- “コモングラウンド”を基盤とした強い絆

A meeting of Japan, China, and the West late 18th Century
A meeting between Japan, China and the West,    
late 18th century. Source: Wikipedia Commons

日本とオランダの関係は、4世紀以上も前に始まりました。1600年、De Liefdeというオランダ船が初めて日本に漂着しました。それ以来、両国は多くのことで協力し合ってきました。そのひとつが、日本と西洋の知識交換を可能にした「蘭学」学問所の設立です。日本の学者たちは、蘭学を通じ、西洋の医学、植物学、天文学、そしてヨーロッパにおける科学と技術の発展について学びました。その結果、知識基盤が確立され、日本の急速な近代化につながったのです。

17世紀から18世紀にかけての約240年間、オランダはヨーロッパで唯一、鎖国下にある日本との直接交易を認められた国でした。そして、今でも良好な関係を続けているのです。現在でもなお、日本はオランダにとって、貿易、技術革新、文化の面で重要なパートナーであり続けています。

日本とオランダは、自由、民主主義、法の支配という普遍的な価値観を共有しています。オランダは、芸術、職人技、歴史的遺産に価値を見出す日本の長い文化的伝統を高く評価しています。その一方で、日本は、高齢化、急速な都市化、持続可能性、共生社会の促進といった社会的課題に取り組むオランダの革新的で型破りなアプローチに強い関心を持っているのです。

Link 日本とオランダーーー ”コモングラウンド”を基盤とした強い絆

世界が直面している課題の解決に向けて

2025年の大阪・関西万博は、日本および東アジア地域との経済的、政治的、文化的関係を強化する上で重要な舞台となります。オランダはこの万博において、協力関係を強化し、新しいアイデアを探求し、“コモングランド”を基盤に、イノベーションを共創したいと考えています。

私たちは、異なる視点、専門知識、アイデアを組み合わせることで、グローバルな課題に対し革新的で直ぐに活用可能な解決策を生み出すことができると信じています。そのため、万博までの期間と万博会期中には、イベント、展示会、セミナー、週刊のテーマ別企画を実施する予定です。これらを通して、新しいパートナーシップを構築し、アイデアを共有しながら考え抜き、持続可能な解決策を共に作り上げていきたいと考えています。

Link Road2Osaka 大阪万博に向けた取り組み

Linkオランダパビリオンについて

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